1953年(昭和28年)のこの日、プロレスラー・力道山(りきどうざん、1924~1963年)が中心となり日本プロレス協会が結成された。
力道山
力道山は大相撲の元力士で、その後プロレスに転身した。身長176cm、体重116kg。第二次世界大戦終了後に日本のプロレス界の礎を築いたことから、「日本プロレス界の父」と呼ばれている。当時始まったテレビ放送の力もあり絶大な人気を誇っていた。
力道山らが東京日本橋浪花町に設立した日本プロレス協会を母体としてプロレス団体の日本プロレスが存在した。日本プロレスは一時期は日本で唯一とも言えるプロレス団体であった。
力道山以後のプロレス界において双璧をなすことになるジャイアント馬場(ジャイアントばば、1938~1999年)とアントニオ猪木(アントニオいのき、1943~2022年)も、1960年(昭和35年)9月30日に日本プロレスで同時デビューしている。
アントニオ猪木は後の1972年(昭和47年)1月13日に新日本プロレス(New Japan Pro-Wrestling:NJPW)を、ジャイアント馬場は同年9月9日に全日本プロレス(ALL JAPAN PRO-WRESTLING:AJPW)を創立した。
また、1966年(昭和41年)10月5日に国際プロレス(International Wrestling Enterprise:IWE)を創立した吉原功(よしはら いさお、1930~1985年)も日本プロレスの元プロレスラーだった。
関連する記念日として、1954年(昭和29年)2月19日に日本初のプロレスの本格的な国際試合が東京・蔵前国技館で開催されたことに由来して、2月19日は「プロレスの日」となっている。
また、アントニオ猪木の命日2022年(令和4年)10月1日に由来して、10月1日は「闘魂アントニオ猪木の日」となっている。
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