1842年(天保13年)のこの日、伊豆国(現:静岡県)の韮山代官(にらやまだいかん:江戸幕府の直轄領を支配するために設置された役所)において西洋流兵学者の江川太郎左衛門英龍(えがわたろうざえもん ひでたつ)が軍用携帯食糧として「兵糧パン」と呼ばれる「乾パン」を作った。
これが日本で初めて焼かれた「パン」と言われていて、これを記念した日である。また、この日に由来して、同協議会は毎月12日を「パンの日」としている。パン食をいっそう普及させることが目的。
パンについて
明治時代の文明開化により「パン」は本格的に日本に上陸したが、コメ志向の強い日本人には主食としての「パン」は当初受け入れられなかった。この状況を変えたのが、1869年(明治2年)に江戸改め東京・芝の日影町(現:港区新橋付近)で開業した木村屋(現:木村屋總本店)であった。






